地域の情報(4) |
殿谷戸の図 | 鴨居原農専区域の風景 |
鴨居の昔 |
殿谷戸と洞窟 現在 鴨居二丁目より三丁目にかけて殿谷戸と言う所がある。殿谷戸の台地(今の東鴨居中学)あたりに小さな出城があった。その東北方面二丁目二五、二六番地付近の西向きの中腹に洞窟が三つほどあった。その洞窟の入口は人が立って入れるくらいの大きさで中は六畳間ぐらいで玉石が敷きつめられてあった。その奥に一畳くらいの棚のようになった穴があった。 私が子供のころ友人たちと山遊び、戦争ごっこ、隠れんぼうなどしてその穴に何度か入ったことがある。その洞窟は殿様が敵が攻めてきたときに隠れるために掘ったとか、またお墓であったと言われていた。しかし、それに通じる道のようなものはなかった。敵の目をそらすためにわざと道はつけなかったらしい。 洞窟の台地にはチョボ一(いち)山、川和山、本郷台という山があってそこにはたくさんの塚があった。昭和四十年代、団地造成のとき五輪塔三基と板碑二枚が出てきて本柳寺に納めてある。鴨居史(岩岡勇氏)より |